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バルディビア地震[ばるでぃびあじしん]
バルディビア地震(バルディビアじしん)は、1575年にチリ南部、バルディビア沖で発生した巨大地震である。 == 概要 == 1575年12月16日14時30分頃(現地時間。UTCでは18時30分頃)に、南緯39.8°、西経73.2°付近のペルー・チリ海溝沿いで巨大地震が発生した。マグニチュードは表面波マグニチュード尺度で''M''8.5〔NOAA アメリカ海洋大気庁(NOAA) Earthquake Data and Information〕と見積もられているが、記録の限られた歴史地震であり、その値は不確定的なものである。 北はコンセプシオンから南はカストロまでの広い範囲で揺れの記録が確認され、インペリアルおよびバルディビアでは大津波の記録、コンセプシオンおよびカストロでは津波の記録が確認される。また、インペリアル、バルディビアおよびカストロで海岸沈降の記録がある〔 鎌滝孝信・澤井祐樹・宍倉正展(2006):1960年チリ地震震源域でくり返し生じた過去の巨大地震、『歴史地震』第21号(2006) 87-91頁〕。 バルディビアでは津波によって100人が死亡し、地割れが発生し、地滑りによる天然ダムが翌年4月に決壊してインディオら1200人が死亡したとされる。余震は40日続いたと記録されている〔 George Pararas-Carayannis., SCIENCE OF TSUNAMI HAZARDS. Journal of Tsunami Society International Vol.29, No.2, 2010.〕〔NOAA NGDC Comments for the Significant Earthquake〕。
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