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バルフ : ウィキペディア日本語版
バルフ

バルフ()は、アフガニスタンバルフ州の都市である。古代より交易路の要所として発展し、バクトリア王国の都バクトラはバルフ、あるいはバルフ周辺の地域に存在していたと推定されている〔土谷「バルフ州」『世界地名大事典』3、787-788頁〕。長い歴史の中でバルフは幾度も戦乱に巻き込まれ、現在のバルフはバラヒッサール遺跡の側に存在する小村となっている〔。
== 地理 ==
バルフはアフガニスタン北部のの下流、マザーリシャリーフの西18kmに位置する街である〔。バルフ州に属し、郡としては州内で2位、市としては3位の人口規模である。
街の中心にはホワジャ・アブ・ナスル・パルサ寺院(緑のモスク)があり〔google mapで確認〕、直径約600mの環状の街区がある。1920年代の地図によると街の東側は旧市街で隊商の宿があり、西側は新市街、南側にはバザールユダヤ人街があったという〔前田『玄奘三蔵、シルクロードを行く』、120頁〕。そこから東・西・南(インド古道)・西南・東南の5方向に放射状の幹線が延びている。街の北部には巨大な丘があり、所々に城壁が残っている。中心部を抜けると田畑が広がる農業が盛んな地域である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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