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バレンツ海[ばれんつかい]
バレンツ海(バレンツかい、''Barents Sea'')は、北極海の一部で、北西はスバールバル諸島、北東はゼムリャフランツァヨシファ、東はノヴァヤゼムリャに囲まれた海。オランダの探検家ウィレム・バレンツにちなんで命名された。東はカラ海、西はノルウェー海に繋がる。最南西部の大湾は白海と呼ばれる。 == 概要 == 暖流である北大西洋海流の影響がおよぶ海域に面したムルマンスク(コラ半島)やヴァードー()は海面が凍結することはない不凍港である〔二宮書店編集部『詳解現代地図』二宮書店、2002年、ISBN 4817601884。〕。北部や東部、南部の白海付近などは冬季には氷結する。 2012年、日本の海洋研究開発機構は、バレンツ海の海氷の分布と日本の気象相関関係に着目、バレンツ海の海氷が少なく、メキシコ湾流の流軸が北の方向に大きくずれる年は、シベリア高気圧とアリューシャン低気圧がそれぞれ発達しやすくなり、日本とユーラシア大陸がそれぞれ厳冬傾向になる可能性を導き出している〔バレンツ海の海氷減少がもたらす北極温暖化と大陸寒冷化-日本の冬の寒さを説明する新たな知見- 海洋研究開発機構プレスリリース(2012年2月1日)〕。 石油や天然ガスといった地下資源が豊富とされており、後述のとおり40年にわたって係争が続いた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バレンツ海」の詳細全文を読む
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