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バンデルレイ・コルデイロ・デ・リマ(Vanderlei Cordeiro de Lima、1969年8月11日 - )は、ブラジルのマラソン選手。身長169cm、体重52kg。 == アテネオリンピック == リマは2004年、アテネオリンピックの男子マラソンに出場した。36km地点までトップを走っていたが、リマは突如沿道から乱入した暴漢のニール・ホランに襲われて動けなくなり、約10秒間のロスタイムが発生してしまった。しかしその影響もあってかその直後からペースを崩してしまい、優勝したイタリアのステファノ・バルディーニ、2位のアメリカのメブ・ケフレジキにも抜かれ、3位でゴールインした〔Biscayart, Eduardo (2004-12-16). Vanderlei de Lima - the story of a man that goes beyond one strange incident IAAF. 2010年8月12日閲覧。〕。尚、このレースを妨害したホランは逮捕されたが、この時に乱入したホランはかつて2003年のF1・イギリスグランプリのレース中にもコース内に乱入した前歴を持つ人物であった。 しかし妨害されても最後まで走りきったリマの姿を受け、国際オリンピック委員会から銅メダルとは別に、クーベルタン男爵の名をつけた特別メダルを贈呈された〔(ブラジルのオリンピック委員会はリマにも金メダルを授与するよう要求したが、これは実現しなかった)。のち同2004年にリマは、ブラジル最優秀スポーツマンを受賞した。またリマは、レース後の記者会見でも「完走出来て、オリンピックのメダルが獲得出来たことがなによりも嬉しい」、「この銅メダルは『まだ私が金メダルを取ってはいけない』という、神からの試練なんだ」と語り、ホランを非難するコメントは一切しなかった。これにより、リマは「金よりも輝く銅メダリスト」とも呼ばれた〔世界陸上ヘルシンキ大会「選手紹介」 TBS. 2010年8月12日閲覧。〕。 リマは日本の男子マラソン大会にも何度か出走していて、1996年の東京国際マラソンでは優勝し、同じく1998年の東京国際マラソンでは自己ベスト記録の2時間08分31秒をマークしている。またTBSの『オールスター感謝祭』の「赤坂5丁目ミニマラソン」などにもゲストランナーとして数回出走しており、日本でもリマの知名度と人気は高かった。 2007年、第1回大会の東京マラソンに外国招待選手として出走し、2時間16分08秒で6位だった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バンデルレイ・デ・リマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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