|
バンド・オブ・ジプシーズ(Band Of Gypsys)とは、ジミ・ヘンドリックスが1970年に制作・発表したライブ・アルバム。ジミの生前に発表されたアルバムとしては最後となった。 == 解説 == エクスペリエンス解散後、ジミはウッドストック・フェスティバル出演を経て、全員がアフリカ系アメリカ人というトリオ、バンド・オブ・ジプシーズを結成。 一方、無名時代のジミと契約していたPPXエンタープライゼズが、ジミの契約不履行を主張。ジミの元マネージャーのチャス・チャンドラーは、ジミがイギリスに渡る頃に多くのレーベルとの契約を買収していたが、PPXとの契約は残っており、それによれば、ジミは1968年まではPPXの専属アーティストということになっていた〔『全曲解説シリーズ ジミ・ヘンドリックス』(ピーター・ドゲット・著、島田聖子・訳、シンコーミュージック・エンタテイメント、ISBN 4-401-63039-4)p.48-53〕。そのため、当時既にPPXを傘下に収めていたキャピトル・レコードからアルバムを1枚発表する必要が生じ、本作は同社から先行発売された(イギリス盤は従来と同様トラック・レコードから発売)。 バンド・オブ・ジプシーズは、1969年12月にリハーサルを行う。その時の音源の一部は、エクスペリエンス・ヘンドリックス公認のレーベル「ダガー・レコード」から、『The Baggy's Rehearsal Sessions』というタイトルで2002年にCD化された。そして、1969年12月31から1970年1月1日にかけて、ニューヨークのフィルモア・イーストで連続公演(1日2回、合計4公演)を行う。本作には、1月1日の演奏の一部が収録された。 バンド・オブ・ジプシーズは、全メンバーがアフリカ系アメリカ人ということもあり、ファンク等のブラック・ミュージック色が強く出ているが、1970年1月28日のライブを最後に解散。ジミは以後、他界する直前まで、本作にも参加したビリー・コックス、エクスペリエンス時代の盟友ミッチ・ミッチェルを従えたトリオで活動。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バンド・オブ・ジプシーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|