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バーニア制御[ばーにあせいぎょ] バーニア制御(バーニアせいぎょ)またはバーニヤ制御は、主たる制御機器に加えて補助的な制御機器を用いることによって、出力変動を小さくしたり微調整を行う手法である。バーニアは長さの測定機器であるノギスの補助目盛(副尺)に由来する。本項では、鉄道における電気車の速度制御に対し本方式を用いた電動機の電圧制御について主として述べる。 == バーニア抵抗制御 ==
電車や電気機関車など電気を動力源とする電気鉄道は、19世紀末に登場以来、直巻整流子電動機(以下、直流電動機)が用いられてきた〔伊原一夫 『鉄道車両メカニズム図鑑』 グランプリ出版、1987年、p11。〕。直流電動機は始動特性に優れるほか、速度制御が容易であり、20世紀末にVVVFインバータ制御による交流電動機駆動が主流となるまで、約1世紀にわたり電気車の電動機として広く用いられた。 直流電動機の速度制御方法として採用実績が多かったのが抵抗制御方式である。安価かつ簡便に電動機の電圧を制御する方法であったが、簡便であるがゆえの課題もあり、バーニア抵抗制御はその解決策の一つとして用いられたものである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バーニア制御」の詳細全文を読む
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