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パクシュ原子力発電所[ぱくしゅげんしりょくはつでんしょ]
パクシュ原子力発電所()はハンガリーのトルナ県から5kmの位置に存在する原子力発電所。ハンガリーで初めての、そして唯一の原子力発電所となっている。4機の原子炉によって国内発電量の40%が生産されている。 == 技術的特長 == VVERはソ連で設計された加圧水型原子炉であり、パクシュ原子力発電所ではVVER-440と呼ばれる炉型の原子炉が導入された。VVER-440のV213という形式はソビエトの設計では初めて安全要素が取り入れられたものである。この形式では緊急炉心冷却系や補助給水系が加えられ、事故局地化システムが改良された。 それぞれの原子炉は42トンの低濃縮二酸化ウラン燃料を装荷し、燃料の平均燃焼期間は3年間である。燃焼を終えた燃料棒は隣接する冷却池で最終処分が行われるまで施設内で5年間保存される。 発電所の株式はほぼ100%国営企業の(MVM)が保有しており、地方自治体がいくらかの株式を保持しているものの、発言権はほぼすべてハンガリー政府が握っている。政府はMVMの部分的民営化を計画しているが、セキュリティ上の配慮からパクシュ原子力発電所の株式は国が保持すると発言している。 計画の後、ポーランドからの新型炉購入が検討されたが、開発の遅れからこの計画は放棄された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パクシュ原子力発電所」の詳細全文を読む
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