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パッケージ・ソフトウェア : ウィキペディア日本語版
パッケージソフトウェア

パッケージソフトウェア()とは、市販ソフトウェアのことであり、狭義には特定の業務あるいは業種で汎用的に利用することのできる既製の市販ソフトウェアである。対義語として物理的なインストールメディアを用いない、デジタル配信(ダウンロード販売オンラインソフトウェア)に対する箱などにパック(包装)されたソフトウェアを表す場合にも用いられる。
== 見込み開発された汎用ソフトウエアとして ==
業種・規模を問わず多数の企業・組織で共通する業務(財務会計や給与計算など)や、業種内(製造業卸売業小売業不動産業自治体学校病院など、さらに「自動車製造業の試作・設計」、「建設業の進捗管理」、「金融業の与信管理」など)おのおので共通するビジネスモデルについて、多数の企業で汎用的に利用できるソフトウエアを目論み、開発・販売される。
パッケージソフト」又は、単に「パッケージ」と略され、もしくはプログラム製品、プログラムプロダクト(、略してPP)とも呼ばれる。
各企業・組織において、パッケージソフトそのままの機能では自組織の業務に合わない個所は、カスタマイズを行ったり、プラグイン方式で機能追加を行ったりする。
コンピュータの低価格化などによりパーソナルコンピュータ(パソコン)が個人に普及し、伴ってワープロソフトや写真編集ソフトのような個人向けの市販ソフトが多数流通しており、企業向けシステム以外にもこれらを含めて称することが多い。
パッケージソフトウエアを利用せず、目的のシステムを独自にいちから制作する開発法を「スクラッチ開発」と呼ぶ。オフコン時代など、パッケージソフトウエアが普及するまでの時代では、こちらが主流であった。
いわば、パッケージソフトウエアは既製品(見込生産品)であり、スクラッチ開発品は受注生産品である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Package (package management system) 」があります。



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