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パッサメッツォ(イタリア語:''passamezzo'')とは、16世紀から17世紀前半に流行した、バッソ・オスティナート技法による一種の変奏曲。バス声部(通奏低音声部)が不変であるため、旋律や和音構成が変わっても、基礎的な和声進行が保たれている。バスの動きと和声法の微妙な差異によって、新旧の2種類に大別される。 == パッサメッツォ・アンティコ == (イタリア語:passamezzo antico「古いパッサメッツォ」の謂い) イタリア・ルネサンス音楽に始まり、16世紀に西欧全土に浸透した、和声進行の定型。度数にすると以下のようになる。 i|VII|i|V|| III|VII|i-V|i|| ※小文字は短和音を表す。 イ短調を例にコード進行で表記すると、 Am|G|Am|E|| C|G|Am-E|Am|| となる。 このように、主調と平行調の両方のトニカが含まれるのが、パッサメッツォ・アンティコの特徴である。有名な代表例に《グリーンスリーブス》がある。 パッサメッツォ・アンティコは短旋法と結びついた和声進行であるが、パッサメッツォ・モデルノは、後述するように長旋法の和声進行である。 :en:Passamezzo antico 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パッサメッツォ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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