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トケイソウ(時計草、パッションフラワー、Passion flower)とはトケイソウ科・トケイソウ属(''Passiflora'')に分類される植物の総称であり、狭義には ''Passiflora caerulea'' と言う種の和名である。 == 名前 == 和名は3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える特徴のある花を咲かせることに由来する。 英名 passion flower は「キリストの受難の花」の意味で、イエズス会の宣教師らによってラテン語で と呼ばれていたのを訳したものである。 16世紀、原産地である中南米に派遣された彼らは、この花をかつてアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用した。 彼らによればこの植物はキリストの受難を象徴する形をしており、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍であるなどと言われた。 属名は造語だが、やはり上記比喩に倣ったもの。 なお、英単語 passion には「情熱」の意味もあるが、この植物の名称での passion は「受難」の意味であって、「情熱」の意味ではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トケイソウ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Passiflora caerulea 」があります。 スポンサード リンク
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