|
『朱鷺色三角』(ときいろトライアングル)は、樹なつみによる日本の漫画作品。当初『蛍たちは笑う』という題で発表された前・後編作品〔『蛍たちは笑う』初出、前編:月刊『LaLa』1984年8月号、後編:月刊『LaLa』1984年9月号〕が好評であったため、『朱鷺色三角』と改題されて続編が描かれた。作品世界はさらに『パッション・パレード』へと連続している。ここではその『パッション・パレード』についても取り扱う。 == ストーリー == === 蛍たちは笑う === 母・リンダを交通事故で亡くして間もない霖のもとを、瀬戸内海に浮かぶ蒼島から穂津見家の弁護士が訪れる。当主が死去し、その遺言状を公開するので、直系の孫である霖にも立ち会ってほしいというのだ。父・霙一は早くに死去しており、自分は天涯孤独だと思っていた霖は、親戚に会うことに魅力を感じて蒼島を訪れる。 公開された遺言状に書かれていたのは、数百億ともいわれる穂津見家の財産のほとんどを、亡き長男・霙一の子である霖に譲るということだった。その意外な内容に納得がいかず、一族は色めき立つのだった。 翌日、釣りに出かけていた雲行が溺死する。さらにその夜、霖になついた蕾の上に大きな枝が落下するが、粉々に砕け散った。実は穂津見家は代々超能力を持つ家系で、その「穂津見の血」を守るために近親結婚を繰り返してきた歴史を持つのだった。霖や零治にもその力は残るが、もはや微小なものにすぎないはずだった。 3日目には、霍が使用人とともに崖から墜落死する。霖は蕾を連れて蒼島を出ようと決意するが、零治の出生にまつわる秘密を知ってしまう。霖と露子が外に出たすきに靄が絞殺され、霞が連れ出された。連続殺人犯は、いったい誰なのか、何を目的とするのか? 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朱鷺色三角」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|