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パトロールキャップ(Patrol cap)は、アメリカ合衆国で戦闘帽として考案された帽子である。単に野戦帽(Field cap)とも呼ばれる。大まかな形状はケピ帽を踏襲しつつ、野球帽とも似ている。帽自体は柔らかい布で作られ、丸型のひさしはそれよりも硬い布が使われる。天井部分はおおむね平坦である。 原型となったM1951野戦帽は、朝鮮戦争の際に全天候対応の戦闘帽として考案され、前線だけではなく戦線後方の駐屯地内でも軽便な作業帽として広く着用された。ヘルメットの下に被ることもできたが、状況に応じてパトロールキャップだけを被ることも多かった。 ==歴史== ===第二次世界大戦まで=== 第二次世界大戦が勃発した時点で、アメリカ陸軍ではデイジー・メイ(Daisy Mae)と通称される型の戦闘帽を採用していた。1941年、ヘリンボーンツイル帽(Cap, Herringbone Twill)として知られる戦闘帽が採用される。これは野球帽に近い形状で、耳を覆う折畳式の防寒用帽垂布を備えていた。 1943年にはが考案され、この一式に含まれたM1943野戦帽(M1943 Field Cap)が大戦を通じてアメリカ軍における最も一般的な戦闘帽となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パトロールキャップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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