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パナール・CD(''Panhard CD'' )は、フランスにかつて存在した自動車メーカー・パナールが1963年から1965年まで生産したスポーツカーである。CDとはこの車の設計者、シャルル・ドゥーチェ(''Charles Deutsch'' )のイニシャルである。 == 概要 == シャルル・ドゥーチェは1962年にDBを辞した後SERA-CDを起こし、パナールをベースとしたスポーツカーを作り続けた。この自動車はシャルル・ドゥーチェが独力で開発し、同年のルマンでクラス優勝を飾ったモデルの市販型である。 レーシングカーのレプリカにふさわしく鋼管バックボーンフレームで作られたシャシーに架装された、パナール車らしく独特な魅力のある車体はFRP製でマルセル・ユベールのデザイン、エンジンは第二次世界大戦後のパナール車に共通の空冷水平対向2気筒OHVで848ccしかなかったが、高い空力性能とハイギアリングにより最高速度は160km/hに達した。 すでに乗用車生産から撤退直前であった当時のパナールにはこのCDを発展させる余力は残っておらず、160台が生産された後、1965年に生産を終了した。 日本にはCDパナールのロードバージョンのクーペ型が少なくとも一台輸入されたが、CDは上陸しなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パナール・CD」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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