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パリ症候群[ぱりしょうこうぐん]
パリ症候群(パリしょうこうぐん、, )とは、異文化における適応障害の一種であり、カルチャーショックの一種。「流行の発信地」などといったイメージに憧れてパリで暮らし始めた外国人が、現地の習慣や文化などにうまく適応できずに精神的なバランスを崩し、鬱病に近い症状を訴える状態を指す精神医学用語である。 == 概要 == 1991年(平成3年)に、精神科医の太田博昭は同名の著書を出版し〔太田 博昭『パリ症候群』トラベルジャーナル、1991年。ISBN 978-4895592338〕、それ以降この症状が認知され始めた。その後2004年にフランスの精神医学誌『』にフランスの精神科医らと太田の共著により論文が掲載され〔、のちに『リベラシオン』などのフランスの新聞やBBCなどの各国のメディアでも紹介された。 現代では「パリにやってきてほどなくののちに生気を失った顔で帰国する日本人女性」はパリにおける一種の名物ともなっており、日本や日本人とは全く関係のない題材のエッセイに唐突に登場するといったこともしばしばである。近年では、増加した中国人観光客の中にも、パリ症候群を発症する人が増えているという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パリ症候群」の詳細全文を読む
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