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パルマヒム空軍基地[ぱるまひむくうぐんきち]
パルマヒム空軍基地 (, ラテン文字転写:Palmahim/Palmachim, パルマチン空軍基地、パルマチム空軍基地とも)はイスラエルにある空軍基地・ロケット発射場である。
== 概要 == パルマヒム空軍基地は、テルアビブの南の地中海岸の、リション・レジオン市とヤブネ市の近傍に1960年代に建設され、付近にあるキブツ・パルマヒムにちなんで名づけられた。パルマヒムというキブツは、イギリス委任統治領パレスチナで活動したユダヤ人の軍事組織・ハガナーの精鋭部隊、パルマッハ(突撃隊)の元隊員たちが、地中海沿いの砂丘に1949年に建設したものである。 イスラエル航空宇宙軍(イスラエル空軍)・イスラエル宇宙局が使用する。滑走路は03/21(2403m)と13/31(803m)の二本。ヘリコプターおよび無人航空機による飛行隊、および弾道弾迎撃ミサイル・アローを装備する部隊が配備されており、アローミサイルの試験場もある。また人工衛星打ち上げロケット・シャヴィトの打ち上げ基地としても活用され、1988年のオフェク1号以来、偵察衛星オフェクシリーズがここで打ち上げられている。通常、ロケットは地球の自転を利用するために東向きに発射されるが、海が西側にあるパルマヒム基地では、ロケットの残骸を周囲のアラブ諸国や自国領土に落とさない配慮もあり、西に向けて発射されている。 テルアビブの海岸沿いにある国内線用のスデ・ドブ空港は、将来は廃止され宅地開発されることになっているが、同空港が廃止された場合の空軍部隊の移転先はパルマヒム基地になることが2007年7月に決定されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パルマヒム空軍基地」の詳細全文を読む
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