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パルマ大聖堂はイタリア、エミリア・ロマーニャ州のパルマにある大聖堂(ドゥオモ)。 正式名称は『Cattedrale di Santa Maria Assunta(サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂)』である。 パルマのドゥオモ広場の東側に面して建ち、広場の南に洗礼堂、西には司教館も併設されている。2006年に献堂900周年となった大聖堂である。 パルマ自体、13世紀の典型的な都市の姿をもっとも完全な形で伝えるとされ〔それ以前は「司教居住区」という大聖堂、鐘楼、洗礼堂および司教館で構成される明瞭な区画が存在した(例:トルチェッロ)。しかしやがて、明瞭な区別なく市街地にこのセットが混在するようになる。そういう意味での典型的な都市、として紹介されている。〕、その中でもイタリアロマネスク建築の代表のひとつともされる建築物で、これらをひとつの構造に見立てる観点もあることから〔『大聖堂と向かい合う司教邸、隣接する鐘楼と洗礼堂によって構成される』〕、本項ではこれらの併設施設についても触れることとする。また、パルマ大聖堂の説明には必ずといってよいほど言及される、建設に関わった一人の彫刻家(後述のベネデット・アンテーラミ)についても扱う。 == 歴史 == === 12世紀まで === 現在イタリアと呼ばれる地域の北部における中世コムーネの黎明期である、11世紀中ごろに司教カダロによって着工され、12世紀末ごろに現在の姿になった〔。祭壇の聖別はパスカリス2世により12世紀初頭(1106年)に執り行われ〔〔、その後地震による工事への影響はあったものの〔地震が発生する地域のようで、近年(2012年)もこの近辺で大地震があった。一時観光にも影響があったようである。〕、1170年頃に一旦の完成をみる。洗礼堂と司教館も含めこの時期に建設された〔が、その後も増築および装飾は継続される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パルマ大聖堂」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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