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USチッタ・ディ・パレルモ[ゆーえすちったでぃぱれるも]
ユニオーネ・スポルティーヴァ・チッタ・ディ・パレルモ()は、イタリア・パレルモを本拠地とするサッカークラブチーム。 == 概要 == シチリア州の州都、パレルモを本拠地とする。主な愛称はエンブレムやユニフォームなどからロザネーロ(イタリア語で「ピンクと黒」)。クラブのサポーターは「パレルモ人」を意味するパレルミターノと呼ばれている。同じくシチリア島を本拠とするカターニャとの対戦はデルビー・ディ・シチリアと呼ばれるイタリア屈指の有名カードである。その他、ナポリとの対戦はデルビー・デル・スッド(「南部のダービー」)、カリアリとの対戦はデルビー・デッレ・イーゾレ(「島のダービー」)と呼ばれ、毎年白熱した試合が繰り広げられている。 欧州では珍しいピンクをクラブカラーとしていることで知られるが、1900年の設立から7年間は「赤と青」を採用していた。現在のカラーを採用するに至った経緯は明確になっておらず諸説あるが、ユニフォームを漂白する過程で誤ってピンクと黒になってしまったという説や、創設者の一人ジョセフ・ウィテカーが勝利あるいは敗北の試合後に飲んだリキュールと薬草酒の「甘みと苦味」を表現したという説が最も有名である。 多くをセリエAで過ごした1940~50年代を除いて長らく下部リーグに所属していたが、2002年にマウリツィオ・ザンパリーニが会長に就任すると、積極的な補強などが実を結び2004年に33季ぶりのセリエA昇格を果たし、さらに欧州カップ戦への出場を成し遂げるなどクラブの地位を著しく向上させた。現在までに通算26シーズンをセリエAで過ごしている。また2006年のイタリア代表のワールドカップ制覇にはアンドレア・バルツァッリ、クリスティアン・ザッカルド、ファビオ・グロッソ、シモーネ・バローネの4名を送り込み、ユベントスの5名に次ぐ2番目の勢力として代表チームに貢献した。2008年にG-14(ヨーロッパビッグクラブ連合体)の後継組織であるECA(欧州クラブ協会)に加盟。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「USチッタ・ディ・パレルモ」の詳細全文を読む
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