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パーム・ジュメイラ()は、アラブ首長国連邦のドバイ政府所有の企業ナキールが作ったペルシア湾の人工島で、ドバイ市街地の西郊のジュメイラ地区の海岸部に建設された。パーム・アイランド3島の一つで、パーム・アイランド3島の中でも最小であり、最初に作られた。パーム・ジュメイラ建設によりドバイの海岸線は520km長くなった。 == 概要 == パーム・ジュメイラはヤシの木のような形をしている。幹に当たる部分から、枝に当たる部分が16本延びている。周囲は全長11キロメートルの三日月形の防波堤に取り囲まれている。敷地は5キロメートル四方であり、その面積はサッカー競技場で800面分以上になる。幹の根元は本土と300メートルの橋で結ばれており、周囲の三日月形防波堤は幹の先と海底トンネルで結ばれている。 パーム・ジュメイラは観光地・別荘地として開発され、観光施設建設が進めば数年以内に世界一のリゾート地になるとして宣伝されている。パーム・アイランドは自らを「世界八番目の不思議」と宣言している。この島の埋め立てにより、ドバイの海岸線の長さは2倍になった。 開発者の宣伝資料によると、ジュメイラ・パーム島はテーマ・ホテル、3つの別荘地(シグネチャーヴィラ、ガーデンホームズ、カナルコーヴタウンホームズ)、海岸線沿いの集合住宅、ビーチ、マリーナ(ヨットの波止場)、レストラン、カフェ、小売店舗などがある。2009年中に、以下のようなホテルが30軒以上開業する。 * トランプ・インターナショナル・ホテル&タワー * アトランティス・ザ・パーム 2008年9月開業 * タジ・エクソティカホテル&リゾート * グランジャー・レジデンス(Grandeur Residences) * オットマン・パレス(Ottoman Palace) 2009年下期開業。 * エスク・パーム・ジュメイラ(Essque Palm Jumeirah) ティアラ・レジデンス・プロジェクトの一つ。2010年開業。 * オセアナリゾート&スパ(Oceana Resort & Spa) * フェアモント・パーム・レジデンス(The Fairmont Palm Residence) * フェアモント・パーム・ホテル&リゾート(The Fairmont Palm Hotel & Resort), フェアモント・ホテル&リゾート * ドバイ・エステートホテル&パーク(The Dubai Estates Hotel & Park) * ホテル・ミッソーニ・ドバイ(Hotel Missoni Dubai) * ラディッソンSASホテルドバイ(Radisson SAS Hotel Dubai, The Palm Jumeirah) * ケンピンスキ・エメラルド・パレス(Kempinski Emerald Palace) * ケンピンスキ・エメラルド・パレス・レジデンス(Kempinski Emerald Palace Residences) 人工魚礁を作るため、F-100戦闘機2機がパーム・ジュメイラ近くの海に沈められており、ダイビングスポットになっている。 2007年6月18日、海運会社キュナード・ラインは、クルーズ客船クイーン・エリザベス2をドバイの企業イスティスマールに売却した。イスティスマールはこれをパーム・ジュメイラの海に浮かぶホテルとして2009年に開業させる予定であったが、ナキールの都合によりケープタウンに移されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パーム・ジュメイラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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