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ヒメヤブラン
ヒメヤブラン(姫薮蘭、学名:''Liriope minor'')はキジカクシ科(APG植物分類体系)〔大場『植物分類表』pp.54-57〕ヤブラン属の小形の多年草 〔『日本の野生植物 草本I単子葉類』pp.22-23〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.872〕。旧分類ではユリ科に分類されていた。 == 特徴 == 根茎は短く、横に長い匍匐枝をだして増える。ひげ根は細長い。葉は線形で根出し、高さ10-20cm、幅2-3mmになり、根本から外側に広がる〔〔 花期は7-9月。根出葉の間から、葉より短い、高さ10-15cmになる花茎を直立させ、その上部に総状に花序をつけ、小さい花をまばらにつける。花は淡紫色か白色で、長さ2-3mmの短い花柄があり、上向きに咲く。花被片は6個あり、長楕円形で平開する。雄蕊は6個あり、花糸は太く、葯は長形で黄色。子房は上位で3室あり、各室に2個の胚珠がある。花柱は円柱状で、小形の柱頭を持つ。花後、小さい種子が果実から裸出し成熟する。種子は黒色で、径4-6mmの球状になり、果実のように見える〔〔〔『山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花』p.441〕。 ジャノヒゲ属のジャノヒゲに似るが、ジャノヒゲより葉がやわらかく、花序は曲がらず直立する。また、種子もジャノヒゲは青いが、本種は黒色となり、区別がつく〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒメヤブラン」の詳細全文を読む
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