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ヒルムシロヒドラ : ウィキペディア日本語版
ヒルムシロヒドラ

ヒルムシロヒドラ ''Moerisia horii'' はヒドロ虫の1種である。ヒドロ虫類としては珍しい汽水性の種で、短い期間ながらクラゲを出す。ポリプは集団を作るが群体ではなく、単体のヒドロ虫である。
== 特徴 ==

=== クラゲ ===
傘は幼時には釣り鐘型で、成熟するに連れてやや浅くなる〔以下、主として岡田他(1965),p.211〕。放射管は4本で、傘の縁に沿う環状管と繋がる。口柄は短く、口唇は4個ある。触手は糸状で刺胞はその全体にまばらに存在する。その基部には触手瘤があり、その反口側には紅色の眼点がある。クラゲのそれ以外の部分は無色である。
触手は幼時には放射管の延長方向に4本のみを持つが、既存の触手の中間に新たな触手を生じることを繰り返し、次第に数を増やし、24本まで増え、さらに不規則に数を増やすこともある。生殖腺は口柄の基部に発し、放射管に沿って発達して傘の縁に達する。さらに発達すると幅広くなり、襞を作るようになる。
なお、クラゲの出現時期は8月から9月の1ヶ月足らずと短く、観察する機会は多くない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒルムシロヒドラ」の詳細全文を読む



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