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ビア・カンペシーナ
ビア・カンペシーナ(La Via Campesina)とは、中小農業者・農業従事者組織の国際組織である。世界69カ国(バスク自治州を含む)、148の農業組織により構成されている。 自らの土地で食料を生産する権利を指す「食料主権」という概念を最初に用い〔"Global Small-Scale Farmers' Movement Developing New Trade Regimes", Food First ''News & Views'', Volume 28, Number 97 Spring/Summer 2005, p.2.〕、1999年以来市場原理主義に基づく「農業改革」に抗すべく世界的なキャンペーンを展開している〔Borras Jr., Saturnino M. “La Vía Campesina and its Global Campaign for Agrarian Reform..” ''Journal of Agrarian Change'' 8, no. 2/3 (April 2008): 258-289.〕。 ==概説==
1992年に設立。加盟組織の構成員総数は約2億5,000万人。耕作者主義が実施されていない国の農業労働者(いわゆる小作人)組織も多い。設立以来ベルギーに本部を構えていたが、テグシガルパを経て現在はジャカルタにある。ビア・カンペシーナとはスペイン語で「農民の道」を意味する 〔国際農民組織ビア・カンペシーナとは? 〕。 土地・水・種子及び他の天然資源の保全、食糧主権、持続可能な農業生産を目的とし、経済関係の中でジェンダーの平等や社会正義のために小さな農民組織の連帯と協力を発展させるとこにあるとしている〔公式サイト 〕 。 4月17日「国際農民闘争の日」と9月10日「国際的なWTO加盟との闘いの日」を運動上重要な日として挙げている。前者は1996年、ブラジル・パラー州エルドラド・ドス・カラジャスで「土地なし農民運動」(MST)会員19人が軍警察に殺害された日(「エルドラド・ドス・カラジャスの虐殺」)であり、後者は2003年、メキシコ・カンクンでWTO閣僚会議に農民が「WTOは農民殺しだ!」と掲載された旗を持って抗議自殺した日である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビア・カンペシーナ」の詳細全文を読む
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