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ビクター・エスピノーザ(Victor Espinoza、1972年5月23日 - )は、メキシコ・メキシコシティ出身で主にアメリカ合衆国で騎乗している騎手である。 兄は騎手のホゼ・エスピノーザと元騎手のレオ・エスピノーザ。 == 来歴 == 実家が農場であったため幼い頃から乗馬をしていた。しかし、子どもの頃は馬が怖く、将来、自分が騎手になるとは夢にも思わなかったという。その後、バスの運転手など様々な職業を経験し、たまたま立ち寄った競馬場でレースを見たことが契機となり、競馬の世界に足を踏み入れた。この時を振り返って本人は「当時は特別にやりたい仕事もなかったので、とりあえずという軽い気持ちで騎手になった」と発言している。 デビュー以来、順調に勝ち星を伸ばし続け、現在アメリカで最大の激戦区といわれる西海岸地区でトップクラスの活躍をしている。 1992年、20歳の時、メキシコで騎手デビュー。1993年にアメリカ西海岸に移り、同年ベイメドウズ競馬場の見習騎手リーディングとなる。1994年はゴールデンゲート競馬場で、1996年から1997年にはフェアプレックス競馬場のリーディングジョッキーに輝く。2000年、西海岸地区の中でも特にレベルが高いとされるハリウッドパーク競馬場のリーディングジョッキーとなる。 2002年、アメリカ競馬三冠競走のうちケンタッキーダービー、プリークネスステークスをウォーエンブレムに騎乗し制した。 2006年、短期免許で2002年に来日した際(下記参照)の身元引受人だった藤沢和雄調教師の管理馬であるダンスインザムードでキャッシュコールマイル招待ステークスを制した。「藤沢調教師の管理馬で勝つことができてとても嬉しく思います。」といったコメントを残した。 2006年9月4日、デルマー競馬場で7勝をあげ一日の勝利記録を更新した〔BloodHorse.com 〕。従来はウィリー・シューメーカーらの6勝であった。 2008年10月25日、ブリーダーズカップ・クラシックにカジノドライヴ(藤沢和雄厩舎)に騎乗し挑んだが最下位の12着に敗れた。 2014年はカリフォルニアクロームとのコンビでケンタッキーダービー、プリークネスステークスの米クラシック2冠を制覇した。(3冠目のベルモントステークスは4着) 2015年6月6日、アメリカンファラオに騎乗し、37年ぶりにアメリカクラシック三冠を達成。 2016年3月26日、カリフォルニアクロームとのコンビで前年2着のドバイワールドカップに再挑戦して優勝。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビクター・エスピノーザ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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