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ニッパー (Nipper) は、絵画『His Master's Voice』のモデルとなったイヌ。蓄音機に耳を傾けるニッパーを描いたその絵画は、日本ビクター(現・JVCケンウッド)やHMV、RCAなどの企業のトレードマークとして知られる。 == 生い立ち == ニッパーの最初の飼い主は、イギリスの風景画家マーク・ヘンリー・バロウドであった。 1884年、イギリスのブリストルに生まれる。いつも客の脚を噛もうとする事から、"Nipper"(nip=噛む、はさむ)と名づけられる。 ニッパーは、フォックス・テリア系の犬(BBCによればジャック・ラッセル・テリア〔BBC News | ENTERTAINMENT | HMV seeks budding Nipper 〕)であったが、ブル・テリアの血も少し入っていた。『His Master's Voice』での様子に反しやんちゃな犬で、ニッパー自身からは喧嘩を吹っかけたりしないものの、襲ってきた犬には立ち向かい、そしていつも勝っていたという〔ニッパー物語 - Nipper愛好会〕。 1887年にマークが病死したため、ニッパーを引き取った、弟の画家・フランシスが、亡き飼い主・マークの声が聴こえる蓄音機を不思議そうに覗き込むニッパーの姿を描いた。 その8年後の1895年、ニッパーは息を引き取り、テムズ川辺の桑の木の下に葬られたといわれるが、1950年にその場所が掘り起こされたものの、ニッパーとみられる骨は見つからなかった。〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニッパー (犬)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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