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ビスモデギブ
ビスモデギブ(英:Vismodegib)はヘッジホッグシグナル伝達経路に対する阻害薬の一種である。現在研究中の医薬品で、様々なタイプの腫瘍に使える分子標的薬として期待されている。開発名はRG3616またはGDC-0449である。 2011年6月現在、アメリカなどで転移性の基底細胞癌での第II相試験を終了しており〔、転移性大腸癌、肺小細胞癌、進行性胃癌、膵臓癌、髄芽腫で第II相試験が進行中である〔。日本では中外製薬がライセンスを獲得しており、臨床試験が行われる予定となっている〔。 == 作用機序 == ビスモデギブはヘッジホッグシグナル経路を構成するSmoothened(SMO)を阻害するアンタゴニストとして働く。このシグナル経路は90%以上の基底細胞癌で活性化していることが知られる〔。SMOの473番目のアスパラギン酸(D473)に変異がある腫瘍細胞ではビスモデギブに対し耐性を示す〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビスモデギブ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vismodegib 」があります。
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