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『ビッグウイング』は、原作:矢島正雄、作画:引野真二による漫画作品、及びそれを原作としたテレビドラマ。 == 概要 == 小学館の漫画雑誌『ビッグコミック』1999年7月25日号から2005年7月10日号まで連載。 東京国際空港旅客ターミナルビル(現:第1ビル)「ビッグウイング」の案内カウンター「ツアーデスク」に勤める吉川久美子の奮闘ぶりと周辺の空港利用客や空港職員の人間ドラマを描いた群像劇的な作品で、物語は1-2話完結形式となっている。本作に登場する空港来訪者や搭乗客は何かしら過去のトラウマを抱えており、久美子の“お節介”で励まされ、それぞれの生きていく道を見いだして空港から離れていくという構成が多い。また、青年以上の人物が中心となる話では、バブル経済の後遺症(平成不況)や受験戦争、戦乱、事故など時代に奔走されて不遇な人生を過ごしてきたことを回想(投影)する描写が多様されている。 舞台はあくまでビッグウイングとその周辺(東京都内)であるが、偶発的に久美子が南紀白浜温泉へ一人旅をしたり、関西国際空港へ研修に赴いたりするエピソードが描かれている。久美子が宮﨑へ帰省しようとする時だけ、困っている人にお節介をしてしまい機会を逃してしまう。連載末期には中部国際空港社長が久美子の引き抜きを画策して招聘させるというエピソードも描かれた。 なお、現実の羽田空港旅客ターミナルビルの別称は「ビッグバード」であり、空港施設の運営管理を行う「日本空港ビルデング」に「株式会社ビッグウィング」という同名の旅行代理店業・各種サポート業務を担う子会社が実在する(第1ビルと世界貿易センタービル内に旅行カウンターが所在し、パッケージツアーの購入などが可能)。タイトルに関して「ビッグウイング」の名称使用許可を両社から受けている。 本作の連載終了から約5ヶ月後に、矢島・引野のコンビによる作品「SORA! -フライトアテンダント物語-」が同じビッグコミックで連載された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビッグウイング」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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