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ビフレスト : ウィキペディア日本語版
ビフレスト

ビフレスト〔『エッダ 古代北欧歌謡集』などにみられる表記。〕(ビフロスト〔『北欧の神話伝説(I)』になどにみられる表記。〕、ビヴロストとも。)は、北欧神話において、神々が地上からアースガルズへとかけた虹の橋を指す〔『エッダ 古代北欧歌謡集』234頁。〕。名前は「ぐらつく道」を意味する〔『エッダ 古代北欧歌謡集』61頁。〕。
== 概要 ==
ビフレストはラグナロクのときに、その前後を炎が包むスルトを先頭にしたムスペルの子達がで渡ることで、燃え尽きるとされている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』234、247頁。〕。
普段は門番ヘイムダルが橋の袂で番をしている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』247頁。〕。
虹の色は外側が赤く見えるが、これは巨人たちの侵攻を防ぐために火が燃えているからだとされている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』237頁。〕。
ギリシア神話にも虹の橋が登場する。女神イリスは、神々の使いとして虹の橋を渡って天地を行き来する。しかし彼女はヘイムダルのような有力な神ではない。松村武雄は、虹の神の性別、関連する神の重要度の違いに、ギリシャ人と北欧人の虹に対する考え方の相違が表れていると指摘している〔『北欧の神話伝説(I)』284-285頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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