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リーガル(英:''Regal'' )はゼネラルモーターズがビュイックブランドで製造・販売している中型車である。1973年に最初のモデルがデビューした。北米では2004年に一旦打ち切られたが、2010年に2011年モデルとして復活した。リーガルは何年かの間はボディやパワートレーンをビュイック・センチュリーと共有した。 == 歴史 == === 初代(1973年-1977年モデル) === ビュイックは1963年のフルサイズのリヴィエラで高級パーソナルカー市場に参入した最初のGMディビジョンであったが、その一方で低価格の中型高級パーソナルカー市場の開拓への対応は鈍かった。これに対してポンティアックが1969年にグランプリを、シボレーは翌1970年にモンテカルロを作った。同年にオールズモビルはフォーマルなノッチバッククーペのカトラスシュープリームを中型車のラインアップに加え、同車は間もなくオールズの中型車のベストセラーとなった。 これらと市場で競合する車種が求められ、ビュイックは1973年にAボディの中型車、センチュリーの最上位車種として「センチュリーリーガル」を発表した。この年は1968年に登場したGMのAボディ中型車が最初のフルモデルチェンジを受けた年でもある。 初期のリーガルはフロントおよびリアスタイルが姉妹車のセンチュリーと概ね共通であったが、異なるグリルとテールライトレンズを与えて区別された。リーガルは姉妹車のグランプリ、モンテカルロ、カトラスシュープリーム、そしてより低価格のセンチュリーラグゼスクーペと、「コロネード」ピラーのハードトップルーフライン(サッシュレスのセンターピラー付きハードトップ)とグリーンハウス(ウインドウエリア)を共有し、新しいファッショナブルなオペラウインドウ(シートメタルに囲まれた小さな嵌め殺しのリアサイドウインドウ)を備えていた。 1973年当初はコロネードハードトップクーペのみが用意されていたが、1974年には4ドアコロネードセダン(6ライトグリーンハウスとサッシュレスドア)がデビューした。1975年、リーガルからセンチュリーの名称が落とされた。1976年にフェイスリフトが行われ、合法化された角形ヘッドライトがクーペでは横方向に、セダンでは縦方向に並べられた。 リーガルのインテリアは概してセンチュリーよりも豪華に仕立てられていた。ダッシュボードやドアパネルの木目調部材やセンターアームレスト付ノッチバックベンチシート(布地、ベロア、ビニール張り)を備え、60対40のアームレスト付分割ベンチシートがオプションで用意されていた。また、1976-77年型リーガルクーペにはコーデュロイ張りのリクライニングバケットシートを含むS/Rオプションが用意された。 エンジンは当初全車で5.7L V8が標準で搭載され、より大きい7.5L V8は1973-74年のみオプションで用意された。クーペは1975年から3.8L V6を標準とした。1975-76年の時点では、センチュリーとリーガルはアメリカでV6エンジンを用意する唯一の中型車であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビュイック・リーガル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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