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ビュジェ原子力発電所(フランス語:centrale nucléaire de Belleville)は、フランス共和国アン県サン=ヴルバ(:fr:Saint-Vulbas)の南に所在する原子力発電所。施設はローヌ川の西岸にあり、リヨンから東北東へ35km、ブール=ガン=ブレスから南へ40km、スイスのジュネーヴから西に110kmに位置している。 == 概要 == 1965年に最初の原子炉で天然ウラン黒鉛減速ガス冷却炉式であるBugey-1の建設が始まり、1968年にはフランス電力公社にBugey-1の建設を許可する法が成立する〔 Autorisation de créer la centrale du Bugey (1ère tranche) 〕。1972年4月15日に試運転を開始し、7月には営業運転に移行する。1969年、軽飛行機であるヨーデル D-140が発電所の右側を飛行し、ローヌ川を横断する送電架線を切断した。この機体は増水していたローヌ川に墜落し乗員4人が死亡している〔 Drames aériens dans le département de l'Ain (PDF文書)〕。 1972年には2号機の建設が始まり、1979年から営業運転を開始し、以後は残り3基の営業運転が1980年まで立て続いている。この内、2号機と3号機は冷却水をローヌ川から直接取水し、4号機と5号機は冷却塔を使用している。1984年4月14日、5号機はアクチュエータ制御システムの内2つの冗長系統のいずれかで停電、この障害で原子炉停止を伴う外部電源の一時的消失が発生した。一部の機器制御のため冷温停止状態に持ち込まれる〔L'Incident de Bugey 5, 15 avril 1984 〕。 1994年、黒鉛減速ガス冷却炉の1号機が廃止される。 2003年にヨーロッパ各地を襲った熱波は排水の温度上昇をもたらした。2011年には5号機の原子炉10年検査にあたっていた下請け業者を含む従業員7人について、放射線検出器が鳴動し軽度の汚染に晒された〔Ain. Centrale du Bugey : sept agents victimes légèrement contaminés 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビュジェ原子力発電所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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