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ビル・ワムズガンス(William Adolph "Bill" Wambsganss, 1894年3月19日 - 1985年12月8日)は、1910〜1920年代に活躍したメジャーリーグベースボールの野球選手。ポジションは内野手。アメリカ合衆国のオハイオ州クリーブランド出身。右投右打。ニックネームは"Wamby"(ウォンビー)。1920年のワールドシリーズで、史上唯一の「一人トリプルプレー」を完成させたことで知られている。 ==球歴== 1914年にインディアンスに入団。同年デビューし43試合に出場する。インディアンスでは二塁手・遊撃手のレギュラーとして守備面での貢献が大きかった選手である。4年目の1917年から二塁が定位置となり、以後1923年までインディアンスの正二塁手として試合に出ていた。初めて本塁打を放ったのはデビューしてから6年目の1919年のことだった。 ワムズガンスを有名にしたのは、自身唯一の出場となった1920年のワールドシリーズにおいて、無補殺三重殺(unassisted triple play)を記録したことである。同年10月10日にリーグ・パークで行われたワールドシリーズ第5戦の5回表の出来事だった。相手ブルックリンの攻撃は無死一二塁。打者ウィリー・ミッチェルが打った打球は二塁のワムズガンスへのライナーとなった。捕球したワムズガンスはそのまま二塁を踏んで二塁走者のピート・キルダフをアウトにし、その後一塁から走りこんできた走者のオットー・ミラーにタッチ。たった一人で3つのアウトをとってしまった。 ワムズガンスはその後もリーグ最多の犠打数を2度記録するなどチームプレーに徹し、1922年にはリーグ最優秀選手候補にも選ばれている。1924年にダン・ブーンらと共にレッドソックスにトレードされ2年間在籍、1926年にフィラデルフィア・アスレチックスで66試合に出場した後、マイナーリーグのカンザスシティへ降格しメジャーでのキャリアを終えた。1985年にオハイオ州レイクウッドで死去。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビル・ワムズガンス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bill Wambsganss 」があります。 スポンサード リンク
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