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ビワコオオナマズ
ビワコオオナマズ(琵琶湖大鯰、学名:''Silurus biwaensis'')はナマズ科に所属する淡水魚の一種。ナマズ(マナマズ、ニホンナマズとも、''S. asotus'')の同属異種で、琵琶湖・淀川水系のみに生息する日本固有種である。日本に住むナマズ科魚類3種の中で最も大きく、在来淡水魚全体としても最大級の大きさに成長する。 == 歴史 == 明治時代以降、日本でも西洋の近代的手法に基づく魚類の分類が進められたが、琵琶湖のナマズはすべて単一種のマナマズ(''Silurus asotus'')として扱われていた。琵琶湖には複数種の異なるナマズが住んでいるという、古くからの地元漁師の認識が反映されたのは、友田淑郎によってビワコオオナマズ・イワトコナマズが新種記載された1961年のことであった〔〔『鯰<ナマズ>』 pp.135-141 「ナマズ報告の思い出」(執筆者:友田淑郎)〕。新種記載の経緯については、イワトコナマズの項も参照のこと。 琵琶湖の漁業者は本種を単に「オオナマズ」と呼称していたが、関東の利根川水系でも時に1mを超えるマナマズが漁獲されたことから、区別のために「ビワコオオナマズ」の標準和名が与えられている〔。種小名の''biwaensis''(ビワエンシス)は「Biwa(ko)(現地名)」とラテン語の「-ensis(起源とする・由来する〈もの〉)」からなる合成語で、「琵琶湖産」を意味する。 琵琶湖周辺地域での地方名としては、オオナマズの他に「ハゲナマズ」などがある〔『日本の淡水魚 改訂版』 pp.416-419〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビワコオオナマズ」の詳細全文を読む
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