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ピムス(Pimm's)とは、カクテルの材料とされることを前提に開発された、混成酒のシリーズである。このピムスには、No.1からNo.6までが存在し、それぞれ成分が異なっている。しかし、いずれも炭酸飲料で割って飲むのが基本とされており、瓶のラベルにもその旨が書かれている。 == 概説 == 全てのピムスは、カクテルの材料とされることを前提に開発された混成酒であるため、「瓶詰めカクテルの元祖」などとも説明される例も見られる 〔 吉田 芳二郎 『カラーブックス 427 洋酒入門Ⅱ』 p.118 保育社 1978年4月5日発行 〕 。 ただし、どのピムスもカクテルの完成品というわけではない。中には氷を入れただけ、つまりオンザロックで飲む者もいるようだが 〔 おおぜき あきら 『続 洋酒を読む本』 p.97 ビジネス教育出版 1995年5月30日発行 ISBN 4-8283-9505-9 〕 、あくまでピムスは、炭酸飲料などで割って飲むのが基本であって、それ用に濃い味付けがなされているため、ストレートやオンザロックでの飲用には向かない 〔 福西 英三 『リキュールブック』 p.205 柴田書店 1997年7月1日発行 ISBN 4-388-05803-3 〕 。 なお、ピムスを割るために用いるミキサー 〔 ここで言うミキサーとは、酒を希釈するための飲料、つまり、酒を割るための飲料の総称である。例えば、水、炭酸飲料、ジュース(果汁)などを指す。 〕 としては、レモネード 〔 福西 英三 『リキュールブック』 p.205 柴田書店 1997年7月1日発行 ISBN 4-388-05803-3 〕 、ジンジャー・エール 〔 福西 英三 『リキュールブック』 p.205 柴田書店 1997年7月1日発行 ISBN 4-388-05803-3 〕 、炭酸水 〔 おおぜき あきら 『続 洋酒を読む本』 p.97 ビジネス教育出版 1995年5月30日発行 ISBN 4-8283-9505-9 〕 、その他の無色透明な炭酸飲料 〔 福西 英三 『リキュールブック』 p.205 柴田書店 1997年7月1日発行 ISBN 4-388-05803-3 〕 といった飲料が用いられる。これらのミキサーを使って、ロングドリンクを作って飲用するというのが、ピムスの一般的な飲み方である。なお、上記のようなミキサーに加えて、さらにレモンを輪切りにした物などをグラスに入れて飲む場合もある 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ピムス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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