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ファイヤンス焼き : ウィキペディア日本語版
ファイアンス焼き[ふぁいあんすやき]

ファイアンス焼き(ファイアンスやき、faience)とは、繊細な淡黄色の土の上に錫釉をかけた陶磁器を指す。北イタリアのファエンツァが名称の由来である〔see Alan Caiger-Smith, 1973. ''Tin-Glazed Pottery'' (London: Faber and Faber).〕。酸化スズを添加することで絵付けに適した白い釉薬が考案され、陶芸は大きく発展することになった。この発明はイランまたは中東のどこかで9世紀より以前になされたと見られている。錫釉陶器を焼くには1000℃以上の温度となるが必要である。
技術的には錫釉陶器であっても例えば16世紀フランスの(焼き)はファイアンス焼きではない。しかし、一般にはあまり厳密に区別することはない。
== 歴史 ==

=== 古代 ===
「ファイアンス焼き」という言葉は拡大解釈され、紀元前4000年の古代エジプトインダス文明で見られる釉薬を使った陶製のビーズにも使われることがある。他にもクレタ島ミノア文明にも同様の出土品があり、クノッソス遺跡でも見つかっている〔C. Michael Hogan, ''Knossos fieldnotes'', Modern Antiquarian (2007) 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ファイアンス焼き」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Faience 」があります。



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