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ファイヤー・ドレイク : ウィキペディア日本語版
ファイアー・ドレイク

ファイアー・ドレイク()は、ケルト人(古代北西ヨーロッパ人)やチュートン人松平 (2005)、211頁。〕および古代デンマーク人デーン人)の伝承に登場するドラゴン(もしくは)の一種である。
== 解説 ==
「火の竜」を意味する名前の通り、炎をまとい、口からも炎を吐く。空を飛び、それが現れる時は辺り一面、昼のように照らされる〔松平 (2005)、211-212頁。〕。曇天の空に不思議な光が走る時はファイアー・ドレイクが飛んでいるのだとされた〔松平 (2005)、212頁。〕。
イギリス諸島の湿地や沼地または北ヨーロッパの山の洞窟に棲んでいるとされる。また、財宝を守っていると言われており、財宝に近づく者を絶対に容赦しないとされる〔。
溶岩マグマの中を水中のように泳ぐこともできる。それゆえ、「火の精霊」もしくは「死者の魂」と同一視されることもある。
ファイアー・ドレイクとは、自然現象をドラゴンの姿で表現したものだと考えられている〔。そのためか、出典のはっきりしない伝承であるが、熱い雲と冷たい雲が交わって生まれたとも言われている。
後世には羽の生えたドラゴンの姿で描かれ、しばしば紋章のモチーフにもなった。ほとんどの場合、上記の通り、飛竜の姿であることが多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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