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ファイルシステムAPIとは、開発者がファイルシステムをオペレーティングシステム (OS)に移植する際のAPIであり、オペレーティングシステムはそのファイルシステムについて何も知らなくてもよいように設計されている。 これはドライバAPIの機能と似ており、ユーザープログラムやOS自身はそのファイルシステムについて何も知らなくてもよい。 ファイルシステムAPIには一般的な保守機能(新しいファイルシステムの作成、メタデータの一貫性のチェック、デフラグなど)へのインターフェイスを提供するものもあり、それらを実際に行うアプリケーションが新たなファイルシステムも透過的に扱えるようになっている。 ==歴史== 本来、OSには一種類のディスクファイルシステムしかなかった。しかし、以下のような問題がシステムの発展に伴って発生してきた。 * ネットワークが普及するにつれて、分散ファイルシステムが各OSで必要とされるようになった。 * 異なるOS間でファイルを交換する必要性が増してきた。 古い手法では、全ファイルシステムとネットワークプロトコルはOSのカーネル内の固有機能であり、ファイルへのアクセスはローカルであれリモートであれ全てカーネル内で処理されていた。 この手法では、新たなファイルシステムのサポートはカーネルの大幅な改造を意味する。これは効率が悪いので、OS設計者はファイルシステムのコードをカーネル内のファイル操作やネットワーク処理のコードから分離するようにした。これがファイルシステムAPIである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファイルシステムAPI」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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