|
ファウスティナ・コヴァルスカ(Faustyna Kowalska、1905年8月25日 - 1938年10月5日、本名:ヘレナ・コヴァルスカ)は、ポーランドのカトリック教会の修道女、幻視者、聖人。 == 生涯 == 貧しい農家の10人兄弟の3番目の娘として生まれ、幼少の頃から農作業の手伝いをして、敬虔な両親から信仰をみ教会のミサや祭礼に参加したり、祈りの生活をして成長していった。しかし、当時はロシアの支配下に置かれていたため、十分な教育を受けることができなかった。 19歳の頃、内的な声に気づき、やがてその声の主がイエス・キリストであると確信し、長年温めてきた修道生活へ入る決心をし、「あわれみの聖母会」という女子観想修道会の門をたたいた。しかし1年以上待たされた末、入会し修道女として誓願を立て、修道名を「御聖体のマリア・ファウスティナ」にした。修道女として台所、庭の手入れなどの役割を果たして来た。 1931年2月22日、彼女は白衣のイエスの姿を見て、「私の姿を絵に描き、『イエスよ、あなたを信頼します』と書くように」といわれ、また「私のいつくしみを受けなさい」という啓示を受けた。 次にファウスティナはイエスから復活祭後の次の日曜日をいつくしみの祭日にするようにと命じられた。1935年、「いつくしみの花束」という祈りを教えられ、そのことを長上の修道院長と霊的指導者であるミハウ・ソポチコ神父に伝え、彼から今までの事を日記に書くようにいわれ従った。 1936年、厳しい修道生活で体調を崩し続き、ついに結核に罹り、1938年10月5日、ファウスティナは死去した。彼女の生前に行われた出来事は修道院のみならずポーランド、そして世界に広まった。1993年4月18日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世によって列福され、2000年4月30日、列聖された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファウスティナ・コヴァルスカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|