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『フョルスヴィーズルの言葉』(古ノルド語: )とは、古ノルド語の詩である。邦題としては他に『フィヨルスヴィズの言葉』〔: p.74, 110, 119.〕、『フィヨルスヴィズの歌』〔菅原邦城訳 フォルケ・ストレム『古代北欧の宗教と神話』人文書院、1982年。索引に項目有り。〕、『フィヨルスヴィドのバラード』〔: p.317.〕などがある。 のちにもう一つの詩『グローアの呪文歌』と共に、『スヴィプダグルの言葉』という一本の詩にまとめられた。 この詩は最も後期になってから作られたエッダ詩の一つと見なされている。それにもかかわらず、不可解な部分が存在し、また破損したスタンザも複数存在しているという。 == 内容 == この物語の前段にあたる『グローアの呪文歌』の中で、スヴィプダグルは自身に冷たくあたる義母から受けた命令をやり遂げるために、不思議な力を持っていた亡き母グローアの助力を得た。 『フョルスヴィーズルの言葉』は、スヴィプダグルが山の頂上にある城に辿り着くところから始まる。門番を務めていた巨人フョルスヴィーズルは彼を追いやろうとし、名前を聞き出そうとするが、スヴィプダグルは巧みに真の名前を隠しつつ答える。 スヴィプダグルはフョルスヴィーズルとの問答の中で、求める女性メングロズが目の前の城の中におり、そしてその城には誰一人として入ることができないようになっているのを知る。彼女を救うとされている一人の男、スヴィプダグルを除いては。そこに至って彼は自身の名を明かし、扉は開かれ、メングロズは彼を歓待する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フョルスヴィーズルの言葉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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