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フィンランド王国 : ウィキペディア日本語版
フィンランド王国[ふぃんらんどおうこく]

フィンランド王国フィンランド語Suomen kuningaskunta, スウェーデン語Konungariket Finland)は、第一次世界大戦中のロシア革命を受け、ドイツ帝国の支援の下、1917年12月6日から1918年12月14日の短期間フィンランドに樹立された立憲君主制王国首都ヘルシンキ
2月革命によってロシア帝国が倒れたのを見たフィンランド議会は、1917年12月6日ニコライ2世フィンランド大公位の廃位とフィンランドの独立を宣言。さらにスウェーデン系フィンランド人スウェーデン人民党ら王制支持派は、内戦が終結した後、ドイツ帝国へ接近し、1918年10月9日、新国王にヘッセン=カッセル家の家長でドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の義弟であるフリードリヒ・カール・フォン・ヘッセン=カッセルを選出した。首相にはペール・スヴィンヒューが着任した。
しかし1918年11月にはドイツ帝国の敗色が濃くなり、ドイツ革命が起こった。ヴィルヘルム2世が退位し、中央同盟国は降伏した為、フィンランドの王党派(スウェーデン人民党)とフリードリヒ・カールは君主制の維持は不可能と判断、12月9日にフリードリヒ・カールは即位を辞退した。続いて議会は共和制を採用した憲法を制定し、フィンランド共和国が成立する事となった。
国王の称号は「フィンランドおよびカレリア王、オーランドラップランド大公カレワラポホヨラの主たるカールレ1世 (Kaarle I, Suomen ja Karjalan kuningas, Ahvenanmaan herttua, Lapinmaan suuriruhtinas, Kalevan ja Pohjolan isäntä)」であった。また、フリードリヒ・カールは「ヴァイノ1世 (Väinö I)」とも呼ばれるが、この名が正しいかは疑問の余地がある。
なお1741年ロシア・スウェーデン戦争の時、ホルシュタイン=ゴットルプ公ペーター(後のロシア皇帝ピョートル3世)がフィンランド王を宣言したことがある。




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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