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フウセンウナギ
フウセンウナギ(風船鰻)は、フウセンウナギ目フウセンウナギ科に属する魚類の総称。フウセンウナギ科はフウセンウナギ属(''Saccopharynx'')1属のみで11種を含む。属名からサッコファリンクスとも呼ばれる。学名は 「袋」+ 「のど」で、袋状に膨らむ"喉"を表したもの。 == 概要 == 大西洋、インド洋、太平洋の水深2000m前後から4000m付近までに生息し、これまでに11種が知られている。大きな口を持つことで知られる深海魚(漸深層遊泳性)で、全長 60cm - 160cm 程度。色は黒っぽく、口には小さな歯が多く、尾の先端には発光器を持つ。他のフウセンウナギ目の魚と同様、接続骨、鰓蓋骨、鰓条骨、鱗、肋骨、幽門垂、鰾(うきぶくろ)などを持たない。ウナギ目と同様にレプトケファルス幼生(葉形幼生)期を経て成長する。 その特異な形態からかつては硬骨魚類ではないと考えた研究者もいた〔『Fishes of the World Fourth Edition』 p.125〕。2000年代に行われたミトコンドリアDNA解析では、本科および他のフウセンウナギ目魚類はウナギ目の内部に分岐し、特にシギウナギ科・ノコバウナギ科・ウナギ科に近縁であることが示唆されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フウセンウナギ」の詳細全文を読む
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