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フウライカジキ
フウライカジキ(風来舵木、学名 ''Tetrapturus angustirostris'') は、スズキ目マカジキ科に分類される魚の一種。インド太平洋暖海域に分布する小型・外洋性のカジキである。日本での地方名としてスギヤマ(東京)などがある。 ==概要==
成魚は全長2mほど。カジキ類としては吻が短く、英名"Shortbill spearfish"(短い嘴のカジキ)はここに由来する。体は前後に細長く、体高は低い。胸鰭は腹鰭より短い。第一背鰭は基底が前後に長くて広いが、バショウカジキほど長大ではない。小型で吻が短く細長い外見から、他のカジキ類とは区別し易い〔檜山義夫監修『野外観察図鑑4 魚』1985年初版・1998年改訂版 旺文社 ISBN 4010724242〕〔井田齋他『新装版 詳細図鑑 さかなの見分け方』2002年 講談社 ISBN 4062112809〕〔『世界文化生物大図鑑 魚類』(解説 : 中村泉)2004年改訂新版 世界文化社 ISBN 4418049037〕〔''Tetrapturus angustirostris'' - Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2009. FishBase. World Wide Web electronic publication. version (11/2009)〕。 インド太平洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布し、稀に喜望峰を回り大西洋へ抜ける個体もいる。日本では本州中部以南の暖流に面した海域に出現する。外洋表層を回遊し、日本近海産カジキ類の中ではクロカジキと並んで外洋性が強い。産卵期は冬で、水温25℃前後の暖海域で産卵する〔〔。 本種を特に狙う漁業はなく、マグロ延縄や曳縄(トローリング)で混獲される。日本産カジキ類では最もまずいとされ、漁業価値は低いが、魚肉練り製品の原料に利用されることがある〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フウライカジキ」の詳細全文を読む
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