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フェラーリ・612スカリエッティ : ウィキペディア日本語版
フェラーリ・612スカリエッティ

612スカリエッティ(''612 Scaglietti'' )とは、イタリアの自動車メーカーフェラーリが製造していたクーペタイプのグランドツアラーである。
2004年456Mの後継車であるが2+2シーターの456Mより室内を拡大、大人4人が乗れる真の4人乗り車として開発された。名称の由来は排気量約6Lのエンジンであること、12はエンジンの気筒数から。スカリエッティという名前は、1950年代~1960年代においてフェラーリと強力なパートナーシップを築き、多くのコンペティションモデルの製作を手がけたボディ製作工場のオーナー、セルジオ・スカリエッティに由来する。日本での価格はF1マチックが3660万円である。
== スタイル・機構 ==
デザインはピニンファリーナのチーフデザイナー、フランク・ステファンソン、スタイリングはデザインディレクター奥山清行が手掛け、先代456Mと比べよりエレガントな仕上がりを見せる。ヘッドライト、サイドを抉ったボディデザインは、映画監督ロベルト・ロッセリーニが女優イングリッド・バーグマンに贈ったという特別仕様の375MM(1954年)へのオマージュである。内部の巧妙なパッケージングによって後席を含めた室内居住性を拡大、実用性の面で進歩を果たし、456Mのポストを引き継ぐ車としてサイズアップされたボディに大人4人が乗り込める4シーターという室内レイアウトを保っている。
エンジン575M用の5748ccV型12気筒48バルブで547馬力のティーポ133型。456GTよりも低く後方に搭載されることによって重心位置の低下と重量配分の適正化も図られている。
トランスミッションは6速セミオートマチックトランスミッションであるF1マチックと従来の6速MTが用意されている(日本仕様はF1マチックのみ)。F1マチックは、ギア操作とクラッチ操作を油圧により自動操作する機構であり、トランスミッションそのものはMTと共通である。また、トランスミッションがトランスアクスル化されることにより、重量が大きくリア側に移動することとなり、フロントエンジン、4シーターながら、フロントよりリアの方が重くなっている。
またボディサイズの拡大による重量増加を回避するため、360モデナで使用された押し出しアルミ材を使用したスペースフレームの採用で相殺し、車重1,840kgに抑えることに成功。4シーターながら、最高速315km/h以上を達成できると発表されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フェラーリ・612スカリエッティ」の詳細全文を読む



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