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フェラーリ・F50GT : ウィキペディア日本語版
フェラーリ・F50GT
フェラーリ・F50GTは、フェラーリ社がFIA GT選手権ル・マン24時間レース等のGT1クラスカテゴリーに投入する為に製作されたフェラーリ・F50をベースに開発されたレーシングカーである。
== 概要 ==
それまでBPRグローバル・エンデュランスGTシリーズ(FIA-GT選手権の前身となったGTカーによる耐久レースシリーズ)及びル・マン24時間レースにF40でエントリーしていたフェラーリであったが、1996年シリーズにF40の後継車種として投入すべく、F50GTの開発が進められた。車輌の製作はフェラーリ本社ではなく、シャシーコンストラクター、レーシングカーコンストラクターとして知られるダラーラが行った。
市販車では着脱可能な「デタッチャブルトップ」であったが、GTでは完全なクローズドボディに改められており、ルーフ後端部からテールエンドに至るカウルはなだらかな形状に改められている。フロントスポイラーやサイドステップ、リアディフューザー、リアウイングといった空力パーツは、このマシンの為に新規に設計製作されたものである。エンジンカウルの随所には放熱の為のダクトの開口部が存在する。
シャシーやボディパネルは市販車同様のカーボンファイバーコンポジットモノコックに改められている。これにより、主なシャシー素材として チューブラーフレームを用い、それにカーボン素材を補助材として使用したF40よりも遥かに高いシャシー剛性を実現している。
エンジンは1996年のFIA-GT及びル・マン24時間レースのGT1クラス規定に沿ったチューニングが施されている。
この先行試作車は三台が製作された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フェラーリ・F50GT」の詳細全文を読む



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