翻訳と辞書 |
フェリシアン化ナトリウム : ウィキペディア日本語版 | フェリシアン化ナトリウム[ふぇりしあんかなとりうむ] フェリシアン化ナトリウム(Sodium ferricyanide)とは、ヘキサシアニド鉄(III)酸ナトリウムのこと、すなわち、ナトリウムのヘキサシアニド鉄(III)酸塩である。組成式は、(Na3)。なお、赤血ソーダ(Red prussiate of soda)と呼ばれることもある。 == 合成 == ヘキサシアニド鉄(III)酸ナトリウムは、ヘキサシアニド鉄(II)酸ナトリウム(フェロシアン化ナトリウム)を、ハロゲン(塩素など)や過酸化水素などを用いて酸化することによって得られる。なお、ヘキサシアニド鉄(III)酸ナトリウムはNa3で表されるわけだが、しばしば1つの水和水を持ち、Na3・H2Oとして存在する。なお、Na3・H2Oは、赤色柱状晶で、水に容易に溶解する〔化学大辞典編集委員会 編集 『化学大辞典 (縮刷版) 8』 p.256 (左下) 共立出版 1964年2月15日発行 ISBN 4-320-04022-8〕。また、ヘキサシアニド鉄(III)酸ナトリウムは、ヘキサシアニド鉄(II)酸ナトリウムよりも不安定であり、ヘキサシアニド鉄(III)酸ナトリウムよりも容易にCN-(シアン化物イオン)を遊離させ得る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェリシアン化ナトリウム」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|