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埠頭[ふとう]
埠頭(ふとう)は港湾において船舶の乗客を乗降させたり、貨物の荷役が行われる領域である。「埠」が常用漢字に入っていない字であるため、ふ頭と表記されることも多い。 埠頭には、船舶が接岸する岸壁・物揚場(係留施設)、それらの上面であるエプロンや貨物を荷役するガントリークレーン(荷役施設)、荷さばきを行う上屋(荷さばき施設)、貨物などを仮置きする野積場(保管施設)、貨物運送などのための港湾道路、乗客が乗降するフェリーターミナル(旅客施設)などが含まれ、これらを総称して埠頭という。また、波止場(はとば)とも呼ばれる。 ==コンテナ埠頭== コンテナ船用の埠頭は特にコンテナ埠頭(コンテナターミナル)と呼ばれる。日本では五大港(東京港、横浜港、名古屋港、大阪港、神戸港)を初めとする大規模・中規模港湾に存在する。多数のコンテナを蔵置できるコンテナヤード、コンテナを迅速にコンテナ船に積み下ろしできるガントリークレーンなどの施設を有し、現代の港湾で最も重要な機能となっており、港湾におけるコンテナ取り扱い個数は、各国の経済力・国力を測る指標のひとつに挙げられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「埠頭」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Wharf 」があります。
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