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フェルディナント・シェルナー : ウィキペディア日本語版 | フェルディナント・シェルナー
フェルディナント・シェルナー(、1892年6月12日 - 1973年7月2日)は、第二次大戦中のドイツ国防軍の軍人。最終階級は陸軍元帥。「ヒトラーのもっとも冷酷な元帥」と評されている。 == 経歴 ==
=== 初期の軍歴 === バイエルン王国のミュンヘン生まれ。アビトゥーア合格後一年志願兵を経て、ローザンヌ大学やグルノーブル大学で哲学や言語学を学ぶ。1914年に第一次世界大戦が勃発すると、軍に志願して下士官・士官候補生となり、予備役少尉に任官する。フランス、チロル、セルビア、ルーマニア、北イタリアを転戦し、1917年にバイエルン出身の陸軍少尉として唯一のプール・ル・メリット勲章受章者となった。この大戦でシェルナーは三度重傷を負った。終戦前の1918年に職業軍人への道を選び、中尉に昇進。 終戦直後は義勇軍に参加。1920年に軍に復帰する。戦間期はイタリア語に堪能なために参謀本部の外国軍課(南東ヨーロッパ方面)に勤務、またドレスデン歩兵学校の教官を務める。ナチスによる1923年のミュンヘン一揆の際は、軍管区司令官の副官としてこれを鎮圧する側に回ったが、後にナチス親衛隊の準軍隊組織である親衛隊特務部隊を、パレードだけのアスファルト兵士からドイツ陸軍と共に最前線で戦闘できる野戦軍(武装親衛隊)に育成するのに大きな役割を担った。
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