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カース・マルツゥ(casu marzu)は、イタリア・サルデーニャ地方のチーズの一種。別名カース・モッデ(casu modde)、カース・クンディードゥ(casu cundídu)、もしくはイタリア語でフォルマッジョ・マルチョ (formaggio marcio) とも呼ばれる。 その特徴は生きた蛆が入っていることである。カース・マルツはサルデーニャ語で「腐ったチーズ」を意味する。日常会話ではうじ虫チーズ、虫入りチーズとして知られている。 == 概説 == * 原産国 - イタリア * 原産地 - サルデーニャ * 原料乳 - 羊 * 殺菌 - 無し * 食感 - 軟らかい * 熟成期間 - 3か月 * 認証 - 無し 元はペコリーノ・サルドというチーズである。カース・マルツゥの熟成はの代表種''Piophila casei''の幼虫の摂食に伴う体外消化により通常の発酵を超え、知らない者が見れば腐敗と思う段階まで進む。製造段階で意図的に成虫に卵を産み付けさせるため、ペコリーノにこの幼虫がつく〔 Under "Casu marzu"〕。 チーズバエの活動は、高レベルの発酵とチーズの脂肪の分解を促進する〔 Under the "Botflies and other insects" section.〕。チーズは非常に柔らかくなり、サルデーニャ語で「涙」を意味するラグリマ(lagrima)と呼ばれる若干の液体がにじみ出す。幼虫それ自身は、長さおよそ8ミリメートル程の半透明の白い虫である〔。この幼虫は触られると最高で15センチメートルほど飛び跳ねるため、チーズを食べるときは目を保護することが推奨される。食べる前にチーズの幼虫を取り除く人も、幼虫ごと食べる人もいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カース・マルツゥ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Casu marzu 」があります。 スポンサード リンク
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