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フォレスタル級航空母艦(フォレスタルきゅうこうくうぼかん、Forrestal class aircraft carrier)は、アメリカ海軍の航空母艦の艦級。同海軍最初の超大型航空母艦(スーパー・キャリアー)。 == 概要 == 同級は、建造中止となった「ユナイテッド・ステーツ」の後を受けたものである。 ミッドウェイ級と比較すると全長で27m長く、荒天下でも安定した操艦を行えた。巨大な排水量(満載排水量約80,000t、第二次世界大戦中に建造されたミッドウェイ級より25%以上大きい)、アングルド・デッキ(斜め着艦用飛行甲板)の採用(「フォレスタル」と「サラトガ」はアクシャル・デッキ(一枚甲板)で建造が開始されたが建造中に変更された)、巨大なアイランド、強力な航空団(80-100機のジェット機)の搭載などキティホーク級やニミッツ級の原型となった艦でもある。 フォレスタル級は最初の近代的な超大型空母であったが、その設計は完全ではなかった。特に艦載機エレベータが貧弱であり、左舷のエレベータはアングルド・デッキにかかる形でカタパルトの前部に設置されていたため、着艦時にも、発艦時にも使用しづらかった。また右舷側のエレベータはアイランドの前部に1基、後部に2基装備していたがこちらも着艦後の搬入には使用しづらかった。後のキティホーク級では左舷エレベータをアングルド・デッキの後部に配置し、右舷はアイランドの反対側に第二エレベータを配置し前部に2基、後部に1基とすることで艦載機の搬入を改善した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フォレスタル級航空母艦」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Forrestal-class aircraft carrier 」があります。 スポンサード リンク
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