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ファルシオン
ファルシオン(falchion)は、武器(刀剣)の一種で、ノルマン人が使用する幅広の刀。日本語ではフォールチョン、フォールションとも呼ばれる。 11世紀から16世紀にかけて使用され、その形状にはスクラマサクスと呼ばれる直刀の影響が見られる。棟は真っ直ぐで刃は緩やかな流線型をしているが、中には反りのあるものもある。その形としては右上の画像に挙げられるものが有名だが、実際は片刃のナイフの刃を長くしたような、長い剣鉈のような外見のものが主流であった。 剣などに比べて安価で手に入り易く、民衆はこれを鉈や大型のナイフのように扱うことが多かったようである。そのため、民衆にとっては武器としてよりも斧や鎌などのように身近な生活用具の一つとして見られていたと考えられている。事実、剣などに見られる儀式的な装飾の類いなどを施されたものがほとんどない。 名称は鎌を意味するラテン語のファルクス (falx) に由来する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファルシオン」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Falchion 」があります。
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