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フキシャンフィア : ウィキペディア日本語版
フキシャンフィア

フキシャンフィアカンブリア紀に生息した化石節足動物の1種。澄江動物群の一つである。原始的な特徴を持ち、節足動物のステムグループに関する議論の的となってきた。多くの標本が得られているにもかかわらず、その形態、特に頭部の付属肢に関しては、澄江動物群の中で最も多くの論争が行われており、さらに節足動物の頭部に関する問題(arthropod head problem)の文脈でも広く議論されてきた。
属名は本種が産出したに由来する。種小名 ''protensa'' は、長く伸びた胴体を表したものである。
== 形態 ==
全長は約4cm。頭部は楕円形の殻に覆われ、1対の眼柄が突き出している。その後方に、頭部から胸部前方を覆うような形で頭楯があり、1対の頑丈な触角が突き出す。記載論文では、その後方に1対の鋏状付属肢が存在するとされている。この付属肢は関節があって後方を向いたもので、標本によってその位置はあまり変化しない。このことと、この構造は比較的不明瞭であることから、付属肢の存在はしばしば疑問視されることがある。Waloszekらの研究では、この構造が2枚のクチクラ層の間に位置しているように見えるため、これは消化管の分岐であり付属肢ではないとしているが、この意見は広く受け入れられたものではない。腹面には大きな板があり、これはハイポストーマと解釈されている。
頭楯の下から、16–17個の短い背板が続く。これらは付属肢のついた体節で、胸部を構成している。各付属肢は単純な形態で、楕円形で滑らかな外肢と、頑丈で幾つかの節のある内肢のセットから構成されている。背板1枚につき2-3の付属肢が付く。
胸部の後ろには付属肢のない14の背板が続く。この腹部の先端には、尾節のような体節がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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