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ユウガオ

ユウガオ(夕顔、学名:''Lagenaria siceraria'' var. ''hispida'')は、ウリ科の植物で、蔓性一年草の形によって細長くなった「ナガユウガオ」と、丸みを帯びた球状の「マルユウガオ」とに大別する。
==概要==
夕方に開いた白いが翌日の午前中にしぼんでしまうことからアサガオヒルガオヨルガオに対して命名された名であるが、アサガオ・ヒルガオ・ヨルガオはいずれもヒルガオ科の植物であり、直接の類縁関係はない。ヨルガオがユウガオと呼ばれる事もある。
原産地は北アフリカまたはインド、古くから日本でも栽培されていたとされるが、何時どの様に伝来したかは分かっていない。
大きな果実を実らせることが特徴。同じく大きな実を実らせるウリ科の植物にヒョウタンがあるが、ヒョウタンとユウガオは同一種であり、ヒョウタンがインドに伝わって栽培されるうち、苦味の少ない品種が食用のものとして分化、選別されたと考えられている。現在では栽培は廃れている傾向にあり、新潟県栃木県山梨県富士北麓地域)などで栽培が行われている。
岩手県でも、カツオの生利(なまり)節等と一緒に、油いためでよく食されている。
源氏物語』をはじめ古くから説話や民間伝承にも登場するなど口承文芸のモチーフになっているほか、民俗的にはハレの日に食し、陽気や作物の豊凶を予兆する年占作物としても認識され、作物禁忌も存在した。
季語は花は、果実は

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ユウガオ」の詳細全文を読む



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