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フクロエビ上目 : ウィキペディア日本語版
フクロエビ上目[ふくろえびうわめ]

フクロエビ上目(Peracarida)は、軟甲綱甲殻類で、海水、淡水、地上に生息するものを含む。主に、関節肢の最も基部に近い節に、薄い板状の覆卵葉からなる育児嚢が形成されることで区別される。フクロエビ上目は、甲殻類で最も大きな分類の1つで、約1万2000種が含まれる。大部分は体長2cm以下だが、恐らく最大の種であるダイオウグソクムシは76cmにも達する。
==特徴==
この上目の最も顕著な特徴は、メスが育児嚢を持つことである。この育児嚢は、胸肢の最も基部の節から伸び、剛毛に覆われた大きく柔軟な覆卵葉で囲まれ、胸骨を屋根とする空間の床を形成している。この空間は、卵が抱かれる場所で、多くの場合はここで直接発生する〔。他の特徴としては、1対(稀に2-3対)の顎脚や臼歯と門歯の間の下顎骨、胸部体節と融合しない甲羅を持つことである。いくつかの目では、マンカ幼生と呼ばれる段階で、最後1対の脚を欠く〔。地中に生息するテルモスバエナ目は覆卵葉を持たず、メスの甲羅が伸びて卵嚢の背面を形成している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フクロエビ上目」の詳細全文を読む



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